土曜日は波多江小体育館で通常練習です。
とても暑くなってきました
5月も下旬にさしかかり、本格的に暑くなってきましたね。
寒いときの柔道も辛いですが、暑いときの柔道は本当に堪えます。今日は畳を敷くだけで、汗が滝のように流れてきました。
これからどんどん暑くなります。体調を崩さないように気をつけていかなきゃですね。
さあ、本格的に柔道のシーズンが始まります。
稽古で負けて試合で勝つ
A君は、練習のときにあまり技が出ません。自分から技を掛けず、相手が技を掛けるのを待って、それを返して投げる。
練習では相手をよく投げているように見えます。本人も投げているつもりでいます。
B君は、練習でガンガン技を掛けます。なかなか技が掛かりません。でも、何度跳ね返されても、何度失敗しても、それでも技をかけ続けます。
返されてばかりいるので、練習ではよく投げられています。よくやられています。
この二人、強くなるのは間違いなくB君です。A君は、練習のときには相手を投げているように見えるかもしれませんが、それは自分から掛けた技ではありません。
自分の技を練習していないので、自分から掛ける技が全く上達していません。そんな技は試合では掛かりません。
B君は、何度跳ね返されても、自分の技を徹底的に練習しています。確実に力がついていきます。
いつになるかは分かりませんが、その努力は確実に実を結びます。技は掛かるようになります。
柔道をしていて、相手を投げると気持ちいいものです。練習で、返し技やすでに掛かるようになっている得意技ばかりを掛け、相手を投げて気持ちよくなっている人は、実りのある練習ができていないことが多いんです。
何度も失敗し、跳ね返され、何度も怒られている子が、実は一番内容のある練習をしていることが多いんです。まさに、「稽古で負けて試合で笑う」です。
得意技の練習はもちろん必要です。試合では返し技が必要な場面もあるでしょう。でも、それだけではダメなんです。
どんなに失敗してもいい。初めからできる人なんていません。何度も何度も練習し、何度も何度も泣いて、強くなりましょう。試合で笑いましょう。