少数での練習
土曜日は波多江小体育館で通常練習です。
今日は上級生が県の強化事業で出ており、下級生中心の練習でした。
人数が少なかったため、普段と少し違う練習をしました。
トレーニングその1 マット倒し
投げ込み用のマットを敷いておいて、それを全力で起こし、立てます。
まっすぐ立ったら、そのまま前に押し出して、倒します。
倒した反対側には相手が控えていて、今度は相手がマットを起こして立て、倒します。
これを繰り返します。チビッコは2人対2人、上級生は1人対1人でやりました。
全力でやれば、2分もすると立てないほどにフラフラになります。
トレーニングその2 尺取り虫
篠栗道場さんにおじゃましたときにやっていたトレーニングを盗んできました(笑)。
直立の状態から、膝を曲げずに爪先のところに手をつきます。
そのまま、手だけを前に進めていくと、腕立て伏せのような体勢になります。
さらに手を進め、畳にうつ伏せの状態で「バンザイ」の形になります。絶対に胸や腹、膝などを畳につけてはいけません。
限界の状態まで手を進めたら、手のひらを全力で畳に押し付け、2秒ほどキープします。
そのあと、爪先だけを動かして、手のところまで進みます。最初の直立から手をついた姿勢に戻りますね。絶対に膝を曲げてはいけません。
これを、道場の端から端まで繰り返します。かなりキツイです。
少数ならではの手厚い指導
波多江柔道は、現在30人を超える団員がいます。
人数が多いのは大変ありがたいことです。柔道は一人ではできません。
練習の相手が豊富にいるということは、柔道をする上で最高の環境です。
しかし、人数が多いということは、一人一人にかける時間が短くなるのは事実です。
今日は人数が少なかったため、出席者全員に、一人ずつみんなの前で投げ込みをさせ、細かい点の確認をすることができました。
みんなの前で投げ込みをし、先生から悪い点を指摘してもらう。改善点を指導してもらう。
良かった点はみんなの前で褒めてもらえる。
人数がたくさんいるときには、なかなかこのような細かい指導をする時間はとれません。
普段と違う形の指導で、きっと子どもたちにも良い何かが残ったのではないかと思います。
ちょっとしたきっかけで、かかるようになる技があります。
ちょっとしたズレで、かからなくなる技があります。
間違った打ち込みや、楽な投げ方をしていると、間違った技が身につきます。
間違った技が身につくと、技がかからなくなります。
そして、いつの間にか弱くなります。
正しい技を見につけて、できるようになりましょう。
そのためには、正しい形で何度も何度も練習することが大切です。
正しい形で入ることは、楽な入り方ではできません。
今日、確認できたたくさんのことを、しっかり復習して、正しく強い技を身に着けましょう。