9月27日、波多江小学校体育館において平成26年度波多江柔道秋季大会が開催されました。
普段より早い12時30分に体育館に集合し、畳敷き等の準備を済ませ、13時前には通常通りの練習が始まりました。
準備運動を行い、しっかりウォーミングアップを済ませ、いつものように寝技の稽古です。
どの子も、今日が波多江の秋季大会だということは知っています。
未だ発表されていない組み合わせがみんな気になっているようでしたが、熱心に練習に取り組みました。
試合は、子供たちを一列に並べ、年下の方から一人ずつ勝ち抜き戦方式で試合を行います。
一番多く抜いた者が優勝です。ですから、年下の方に、たまたますごく強い子がいたとして、その子が全部抜いてしまうということも、あり得ない話ではありません。
初めに一列に並べるのですが、その並べ方、つまり組み合わせは、波多江先生が決めてくれています。
この組み合わせが毎回絶妙で、なかなかたくさん勝ち抜けないようにできています。
普段から子供たちをよく観察し、一人一人の実力をよく把握しているからこそ、できる業です。
思惑通り、なかなか多く勝ち抜ける子は出てきません。
子供たちは、一人一人はそれぞれ必死によく頑張っています。
しかし、なかなか抜けません。
試合を終えた子供に、その試合での反省点をその場で指導します。
子供たちは真っ赤に熱された鉄。冷めてから鍛えても、強くなりません。
「こいつに勝ちたい」「こいつにだけは負けられない」と、子供たちの中にあるライバル意識やプライドが試合場でぶつかり合っています。子供たちの必死な表情。見応えのある試合が続きました。
結果
優勝 たいが
二位 いっし
三位 しょうご
でした。また、惜しくも入賞を逃した2名に努力賞が贈られました。
努力賞は、もみじとけいごでした。
この試合で、何かをつかんでくれた子もいるかもしれません。
「伸びてきたな」と感じた子も何人かいました。
普段の稽古で自分の実力をアップさせるのは当たり前のことです。
普段から培った努力の積み重ねを、たった1試合をきっかけに爆発させるて、大きく成長することもよくあります。
12月14日は波多江柔道35周年記念大会です。
この大会よりも前に、秋にはたくさんの試合があります。
たくさんの試合を一つ一つ確実に成長の糧とし、大きく成長した姿で、35周年記念大会に臨みたいものです。